≪コメント≫
旧チェコスロバキア製のサブマシンガンVz61 a.k.a. スコーピオン
同じ生まれ故郷を持つCz75と同様に、初期のモデルはオーバーテクノロジー&オーバークオリティーの塊の様なユニークな設計が特色です。
大変凝ったメカニズムが採用されていますが、簡素なワイヤーストックは必要最小限と言った雰囲気でしかなく、そのギャップも共産圏的で面白く感じられます。
そのストックが前方に回転するように折りたたまれる姿がサソリの尻尾を連想させる事からスコーピオンと呼ばれます。
小型である事が最優先事項であった事が理解できる設計で、平面サイズは大型拳銃程しか無く秘匿性が高く「それなり」に使用された場面も多く恐れられた銃です。

日本でも人気が高くトイガン化された事がありますが、モデルガンでさえここまでの再現性はありませんでした。
外装はHW樹脂製ですが、その重量は実銃と同じ重量に達しズッシリとした重量感を味わえます。
機能こそありませんがグリップ内のレートリデューサーまで再現されマニアには大変嬉しいポイントです。
実射においても、ガス消費を抑えながら最高の作動感と、新型HOPシステムによる好弾道でこれまでのどのトイガンよりも優れた性能を獲得しています。